瑞巌寺のイベント情報「瑞巌寺124世 鄧州全忠禅師展－没後100年を記念して－を紹介しています。

「瑞巌寺124世 鄧州全忠禅師展－没後100年を記念して－

瑞巌寺124世・南天棒（なんてんぼう）こと中原鄧州（なかはらとうじゅう）禅師は、肥前国唐津（現佐賀県唐津市）の出身です。母の死を 戸・雄香寺で出家、全国を行脚し、24名の師に参じて修行を重ね、久留米・梅林寺、羅山元磨禅師の法を嗣ぎました。別号の「南天棒」は、 師が座右に置いた樹齢200年の南天の棒に由来するもので、この棒を用いて多くの人物を導いたことから、南天棒の通称が有名になったよう 豪快でありながら非常に綿密な性格であった南天棒はその能力を買われ、妙心寺の特命により松島・瑞巌寺、西宮・海清寺といった由緒寺院 を歴任しながら各地の禅会を指導し、沢山の弟子を育てられました。